カラコンの装着時間
いまは様々なカラーやデザインのカラコンがあります。そのため、視力矯正のためだけではなく、洋服やメイクに合わせておしゃれをするアイテムとしてカラコンを使っている人も多くいます。
しかし、カラコンは使用時間をきちんと守って使わないと、目に悪影響が出てしまうものです。正しい装着時間を守り、安全安心なおしゃれを楽しみましょう。
まず、カラコンの1日あたりの装着時間は8時間以下を心がけるようにと言われています。もともとノーマルのコンタクトに対して、カラコンは酸素を透過しにくい仕組みになっています。カラコンで黒目を覆ってしまい、目に酸素が届かない状態が長時間続くと酸素不足になってしまいます。そうすると目にダメージが与えられ、目の抵抗力が弱くなり、感染症や角膜炎になってしまいます。また、酸素不足を補おうと目の毛細血管が表面に現れ、充血してしまうこともあります。
他には、長時間つけたことによりカラコンの水分がなくなってしまい、目の表面を傷つけてしまうこともあります。ドライアイを持っている方、目が乾きやすい方は8時間よりも短く、自分の目の状態を見ながらカラコンを使うと良いでしょう。
仕事や学校があって、朝から晩までカラコンをつけっぱなしにしてしまっている人は多いのではないでしょうか。また、ついついうたた寝をしてしまって、長時間つけてしまっていたという方もいます。そういった方は、お昼まではカラコンをつけるけど、午後はメガネにして、また帰るときにはカラコンをつけて遊びに行く、などの工夫をすると良いでしょう。間に目の休息時間を挟み、1日の中のトータルで8時間を超えないように心がけましょう。
一度目の感染症になったり、表面に傷が入ってしまうと治療のためにしばらくカラコンをつけることを禁止されてしまうこともあります。おしゃれのためにカラコンをつけたのに、病気になってしまったら困りますよね。カラコンをつける際には装着時間を守って安全に楽しみましょう。