カラコンに使える目薬の正しい選び方
【1.カラコンに使える目薬は?使えない目薬を差したらどうなる?】
カラコンを装着している時に使える目薬は“コンタクトレンズ用目薬“と書いてあるものになります。
“カラコン装着時にも使える“といった言葉が書いてある物だと尚良いです。
過去にコンタクトレンズ用目薬以外を差してトラブルを引き起こした実例があります。
それは、“レンズの変形や変色“と“目の酸素不足を助長“、“目の痛みを伴う角膜障害“です。
レンズの変形や変色については、2weekやマンスリータイプなど連続で装着するカラコンに普通の目薬を差し続けた結果防腐剤の影響でカラコンのレンズが変形したり、白く変色したことがありました。
目の酸素不足を助長については、普通の目薬や眼科で処方される点眼薬には目の充血を改善させるための血管収縮剤が使用されているケースが多く、カラコン装着時にこうした目薬を差したことで目が乾燥しやすくなったりドライアイになるなどの眼障害を引き起こしたことがありました。
目の痛みを伴う角膜障害については、普通の目薬に使われている防腐剤には塩化ベンザルコニウムという成分が使われています。
この成分はレンズに吸着・蓄積しやすく、接触時間が長ければ長いほど角膜を傷つけてしまうため角膜障害を引き起こしたことがありました。
この実例は1人2人の話ではなく、経験者は結構居ます。
経験者のほとんんどが「目薬なら何でも大丈夫でしょ!」といった安易な考えから引き起こしたトラブルです。
目は日常生活を送る上で非常に重要な部分ですし、少しでも違和感が起きるとそれがストレスにも感じる部分です。
なので、カラコンを装着している時はカラコンに使える目薬をきちんと使用してください。
【2.カラコンに使える目薬の正しい選び方は?】
カラコンに使える目薬の正しい選び方は5つです。
①パッケージを隅々までチェックする
コンタクトレンズ用目薬と書いてあっても、カラコンには使用できない目薬がたまにあります。
なので、コンタクトレンズ用目薬と書いてあってもカラコンにも使用できるのかどうかを確認することが大切です。
パッケージに「全てのコンタクトレンズに使用できます」と書かれている場合はカラコンにも使用できます。
ですが「カラーコンタクトを除く全てのコンタクトレンズに使用できます」「ハードレンズ対応」と書かれている場合はカラコンには使用できません。
②防腐剤が含まれていない
目やレンズに悪影響を与えないために防腐剤が含まれていない目薬を選ぶことが大切です。
③血管収縮剤が含まれていない
血管収縮剤は白目の充血を収縮させて一時的に充血を解消してくれるため良さそうに思ってしまいますが、血管収縮剤を含む目薬を使い続けると効果が薄れてかえって充血が酷くなることがあります。
④1回使い切りタイプ
細菌の繁殖を防ぐためにもなるべく早い段階で目薬を使い切ることです。
目に悪影響を与えないためには1回使い切りタイプもしくは内容量が少ない目薬を使うことが大切です。
⑤人口涙液タイプ
人口涙液タイプというのは涙の性質に近い成分で作られている目薬です。
涙が足りていない時に人口涙液タイプの目薬を差すことで角膜やレンズの負担がほぼなくなるだけではなく目を自然に潤すことができます。
角膜を傷つけないためには涙の性質い近い成分の人口涙液タイプを使うことが大切です。